新しい生活が始まると、親の目の届かない時間も増え、子供との連絡手段としてスマホを持たせたいと思う方もいるのではないでしょうか。
小学生に持たせるなら、キッズ携帯かスマホどちらがいいのか?
ずばり、小学生に連絡手段となる電話を持たせるなら、スマホがおすすめです。
小学校低学年で持たせるなら、やっぱりキッズ携帯が安心、そう思いますよね。実際、低学年に防犯目的で持たせるだけならキッズ携帯で充分です。使える機能も限定的ですし、セキュリティリスクや、子供同士のスマホトラブルなどから遠ざけることができて安心です。
ただ、キッズ携帯の端末価格は1万円~2万円台半ばと、低価格帯のスマホが変えてしまうお値段。しかも、端末自体はキャリアが取り扱っているので、格安SIMで子供用端末を使用したいという選択がなかなか実現できません。親が格安SIMを使用している場合は、子供のみキャリアで契約しなければいけないので、契約と請求が分かれてしまうのがネックといえます。
そしてなにより、小学校中学年になってくると周りのお友達がスマホを持ち出すので、子供からスマホを欲しがるというのが、スマホをおすすめする一番の理由です!
中学年になると学童保育をやめる子供も増え、一気にスマホの所有率が高まります。ルールを作っているとはいえ、仲の良いお友達数名とはLINEもつながりだします。そうすると、もう子供の心はスマホ一直線。まだ2年ほどしか使っていないキッズ携帯がもったいない…となってくるのです。なので、小学生に買うならスマホをおすすめします。
スマホは少し心配。デビューに適したスマホ選びのポイントは?
スマホをおすすめしていますが、スマホ自体は小学生に与えるには高価ですし、できることもたくさんあるので心配が尽きないですよね。
次は、子供にスマホを持たせる際の注意すべきポイントを説明します。
フィルタリング機能が利用できるか?
フィルタリング機能とは、有害なサイトやコンテンツへのアクセス・閲覧をブロックしたり、アプリのインストールを制限する機能をさします。また、フィルタリング機能ではスマホの使用時間を制限することもできるので、ゲームのやりすぎを制限したり、夜間のスマホ使用を制限することができます。
フィルタリング機能は、スマホのOSが提供しています。iOSなら「ファミリー共有」と「スクリーンタイム」、Androidなら「ファミリーリンク」が該当します。また、モバイル回線を提供しているキャリアや格安SIMでも独自のフィルタリングサービスを提供しています。
このようにさまざまな会社からサービスが提供されているので、フィルタリング機能についてはどのスマホ・通信会社を選択しても、何かしらのサービスは利用できるということです。
耐久性が高く、落としても割れにくいかどうか?
子供にスマホを持たせるときに、とくに心配なのが端末の耐久性です。雑に扱われて、画面が割れたり、電源が入らなくなったら…そう思うと、高い端末を購入するのをやめたくなりますよね。この点は、防水・防塵機能のあるスマホや、衝撃に強いと謳っているスマホの購入を検討してみるのはいかがでしょうか。
とはいえ、やはりある程度までしか耐えてはくれないので、一番大切なのは、スマホの取り扱いルールを事前にお子さんと決めておくことや、しっかりとフィルムやケースで衝撃から守る対策を取ることが有用といえるでしょう。
スマホが床に置きっぱなしで踏んでしまった。変な場所に入れておくからすぐに落下してしまう、そんなことがないようにしっかり取り扱いルールを定めてみてください。
子供のスマホデビュー、おすすめの機種はずばりこれ!
先ほどご説明したポイントから、おすすめなスマホは以下です。
- iPhone SE
- Xperia AceⅢ
- Galaxy A23 5G
これらの機種は、しっかりとしたフィルタリング機能を備えていることが特徴です。また、落としても壊れにくく価格も手頃であるため、子供に持たせるスマホとして適しています。
親がiPhoneユーザなら、ちょっと高いけど「iPhone SE」
発売日 | 2022年3月18日 |
価格 | 62,800円(税込)~ |
親がiPhoneユーザなら、使い方もよく把握できているiPhoneがおすすめです。中でもiPhone SEは、小ぶりなサイズ感が子供の小さな手にも程よく、またペアレンタルコントロール機能で子供の使用をきちんと制限できます。
ペアレンタルコントロールでは、アプリの制限、購入・課金防止、アダルトコンテンツブロック、iPhone休止時間の設定、アプリ使用時間の設定などができます。中でも便利に感じるのは、アプリの使用時間設定です。ゲームアプリの使用時間は合計で1時間など設定ができるので、気がつけばずっとゲームをしている…なんてことがなく、安心して子供にスマホを渡しておけます。
そんなiPhone SEには、以下のような特徴があります。
- コンパクトな4.7インチの液晶ディスプレイを採用、小さな手でも持ちやすく、ポケットにも収まりやすいサイズ感。
- iPhoneシリーズの中でも比較的手ごろな価格帯にあり、初めてスマホを使う子供にも比較的購入しやすい。
- 耐久性の高いデザインと、頑丈なガラスで落下にも強い。
- 指紋認証機能であるTouch IDを採用しており、子供がスマホを使用する際のセキュリティを高めることができる。
- 12メガピクセルの広角カメラを搭載。背面カメラには、ポートレートモードやスローモーションビデオ機能も搭載されていて、友達との思い出もきれいに残せる。
- A15 Bionicチップを搭載しており、快適な動作や高速なデータ通信が可能。
- 1回の充電で最大15時間のビデオ再生が可能で、長時間の使用でも安心。
iPhone SEは、コンパクトなサイズで手ごろな価格帯にありながら、耐久性の高いデザイン、高性能なカメラや高いパフォーマンスを持っていることから、子供にスマホを持たせる際におすすめの機種のひとつです。
コンパクトでコスパもよい「Xperia AceⅢ」
発売日 | 2022年6月10日 |
価格 | 34,408円(税込) |
SonyのXperia Ace IIIも、小学生向けのスマホとしておすすめできる機種の一つです。Xperia Ace IIIは、コンパクトなサイズで操作性が良く、耐久性も備えています。また、日本人になじみのあるSonyという点もなんだか安心感がありますよね。
Androidユーザの親御さんにはiPhoneより、Xperia AceⅢのようなAndroid搭載のスマホの方が操作性は馴染みがあり、設定がしやすいでしょう。
Xperia Aceには、以下のような特徴があります。
- 幅約69mm、厚さ約8.9mm、5.5インチの手のひらサイズで、小学生でも持ち運びやすい。
- 防水・防塵性能で、公園やアウトドアでの使用にも適している。耐衝撃性能もあり、衝撃からスマホを保護。
- 最大4,500mAhのバッテリー容量を備えており、充電を忘れやすい子供にも安心。
- iPhoneに比べて半額ほどで購入できる。
- 1300万画素カメラを搭載で、高画質な写真や動画を撮影できる。
- 指紋認証センサーで、スマホを安全にロック。
耐久性に優れ、iPhoneに比べて価格も抑えめ。子供のスマホの取り扱い方がやっぱり気になる、という方にはおすすめのスマホです。走り回ったり、自転車のかごに無造作に荷物を放り込む子供の行動を思うと、なるべくお手頃なスマホを与えたくなるというものです…。
キッズモード搭載「Galaxy A23 5G」
発売日 | 2022年10月27日 |
価格 | 33,440円(税込) |
Galaxy A23 5Gは、サムスン電子が発売するスマホです。
Galaxyシリーズの特徴は、保護者に安心な機能としてSamsung Kids が提供されている点です。子供がGalaxyを安全に使うために設けられている機能で、アプリ等の利用時間を一覧で確認しスマホ使用状況を把握したり、アプリの制限、休止時間の設定、端末のリモート追跡を行うことができます。
- 5.8インチのディスプレイで持ち運びやすさもありつつ、少し大きな画面で見やすい。
- 最大4000mAhの大容量バッテリーを搭載で、充電を忘れやすい子供にも安心。
- 防水・防塵性能で、公園やアウトドアでの使用にも適している。
- 5000万画素のメインカメラ搭載で、きれいな写真や動画が撮れる。
- 指紋認証センサーや顔認証機能を搭載しており、セキュリティ面も安心。
- もしもの際に役立つ「SOSメッセージを送信」機能を搭載。
Galaxyシリーズは、子供の使用をしっかり考えられた機能があり、子供のスマホデビューにおすすめの機種といえます。
まとめ
ここまでで、子供のスマホデビューにおすすめの機種をご説明しました。たくさんあるスマホの機種の中から、「子供が使うには?」という点で選ばなければいけないのはかなり大変な作業です。
高価で長く使ってほしいスマホだから、この記事を参考に気に入るスマホが選べるとうれしいです。
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